テンポについて
練習するときのテンポ設定ってどうしていますか?
同じフレーズでも、テンポが変わるとできなくなったり、
というのはよくあることですよね。
私は、同じフレーズを練習するときは、
大体3種類のテンポで取り組みます。
基準というか、一旦の目標にしているのは、
ルーディメンツなら60, 120, 180です。
パターンなら240くらいまでを目標にしています。
ひとまず、「遅い・普通・速い」ができるように練習します。
もちろん、フレーズによって不可能なものや、
速すぎるテンポで演奏しても意味がないものもあるので、
その場合は2種類になる場合もあります。
ただし、必ず「遅い」から取り組みます。
ゆっくり「すぎる」テンポで練習して、
手順、ボリュームをしっかり認識します。
そこから速くしていきます。
基準テンポで厳しい場合は、10ずつ上げていったりします。
目標とするテンポで演奏できるようになったら、
日によって基準テンポから5~10程度ずらして、
色々なテンポで練習したりします。
よく言われることですが、速く演奏する近道は、
めちゃくちゃ遅いテンポで練習することです。
速く演奏することは、体を速く動かすことではなく、
速いフレーズの手順を、速いテンポでも脳が認識できるように
訓練することだと思います。
遅いテンポで練習して、一晩寝たら速く演奏できるようになっていた、
ということもしょっちゅうあります。
限界まで練習して行き詰ったときは、寝ましょう。
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