ドラム練習帖

ドラムの練習って楽しいですよね。練習にまつわるネタを更新していきます。

練習パッド

練習パッドとはいえ、結構な音が出ます。

なかなか自宅で時間を問わずに練習するのは難しいものです。

私は、自宅ではペダルの練習はあきらめています。

練習パッドをブラシで叩き、ルーディメンツの練習をします。

ちなみに、ルーディメンツの練習ネタは、
これで決まりです。

パッドは、安物はただのゴムの塊で、
感触も良くないですし、
少し高くてもいいものを買いましょう。

滅多に壊れることもないですし、
ほぼ一生モノです。

私は、EVANSのRealFeel 12インチがお気に入りです。

せっかく打面を叩く練習をするのなら、
本物に近い方がいいという理由で12インチです。

スネアスタンドも、本物のセットでも使える、
しっかりしたものを買って損はありません。

ケチって安物の練習パッドを過去に買ったことがありますが、
全くいい思い出はありません。
スタンドもすぐお辞儀しますし。

スタンドの下にはバスマットを引くと、
振動が抑えられます。

イスは何でもいいですが、
ドラム用のイスの方が、お尻も痛くなりにくいです。

費用を抑えたい場合は、
折りたたみイスが、安くて高さもちょうどいい感じです。

ブラシも好みがありますが、
出音の小さいワイヤーブラシがオススメです。

ナイロンブラシは音が大きいので、
実際の演奏には重宝しますが、
自宅での練習には向かないかと思います。

ペダルの練習はあきらめていると前述しましたが、
左足のつま先を地面につけたまま、かかとを上下させ、
四分音符のリズムは取るようにしています。

ハイハットをしっかり閉じて、リズムをとるイメージです。

これで、自宅で音量を抑えた練習ができます。

ただし、ブラシのカサカサ音はするので、
夜間は避けるのが無難です。

夜はイメージトレーニングしましょう。





イメージトレーニング

基本、何もなくても練習できます。

楽器がない、音を出せないといったシチュエーションでも練習はできます。

ここでは、スティック、楽器がない状態での練習方法を紹介します。

ただ、五感は奪われるので、
周囲の安全や、視線は考慮しましょう。

脳内のみ

授業中、会議中、電車の中、歩きながらでもできます。

実際の音やグルーヴ感を出来るだけ頭の中で鳴らします。

音の細かい部分や、手足の感触がリアルに想像できるでしょうか。

最初は、細かいところまで想像できなかったり、
小節が飛んだりします。

いわゆる「歌心」に直結する、
実は意外に重要な練習です。

村上ポンタ秀一師匠もその著書の中で、
イメージトレーニングの大切さを説いていらっしゃいました。


指先のみ

人差し指で親指を叩き、
足の親指で靴底を叩きます。

人に気付かれずに、
コンビネーションに必要な
運動神経をつなぐ練習ができます。

ポケットに手を入れて立っている時、
じっと座っていないといけないけどヒマなときなどにオススメです。

チェンジアップや、手足のコンビネーションが練習できます。

モノをたたく

机や床を叩きます。

人と話しながらこれをやってしまうと、
私のように落ち着きがない、
と言われてしまう可能性がありますが…

そのうち、そういうキャラとして定着していくので大丈夫です。

あまり目立ちたくない場合は、
指の腹を使います。

足も音量を抑えてそっと床を叩くようにするのは、
ソフトなプレイの練習になります。

体を動かす

実際のドラムに座っているイメージで、手足を動かします。

ちょうどいいイスがあればベストですが、
立ったままでもいいです。

セット上での移動練習がオススメです。

タム回しやシンバル移動など、
打面の感触や音を、できるだけリアルに想像します。

ダイナミックに動きますので、
自分の部屋か、人通りの少ないところでやりましょう。

自宅ならスティックを持っての練習もできます。

リバウンドゼロなので、手首の強化にもなりますし、
意外とスティック同士の干渉にも気付きます。

実際のセットを叩いたとき、
真ん中を狙って叩きやすくなります。

私はよく自宅で深夜にスティックを振り回していましたが、
変な息遣いと、スティックがたまにぶつかったり、
床に落ちたりする音で、母には随分心配をかけました。

また、夜中の帰り道に、
スティックなしでタム回しの練習をしていたところ、
すれ違う人と気まずい感じになりました。

いやー、練習って楽しいですね!





ドラムの練習って楽しい!

ドラムの練習って、すごく楽しいと思うんです。

ただ叩いて音が鳴るだけで楽しいし、
どこかで聞いたことのある
フレーズ、ビートを自分で叩けるって、
すごい幸福感。

これって楽器の特性もあると思うんですが、
ドラムって、あまり最初から身の回りにあるものじゃないし、
実際に触れるシチュエーションもなかなかないのが普通だと思うんです。

物体としても大きいし、音ももちろんご存知の通り。

練習パッドですら、自由に叩ける場所や環境ってめったにない。

だから触れるだけで最高、スタジオ入って好きなだけ練習できるのが、
他の楽器よりも嬉しいんだと思うんです。

あくまでも庶民的な私の感覚ですが。

練習し辛い楽器ほど、触れるのが嬉しいという傾向はあるかもしれません。

なかなか練習し辛いからこそ、
練習自体も充実させたいし、
その時間を最大限楽しみたい。

バンドで合わせるのも楽しいですが、
個人練習で色々試してみる時間が、
私は一番好きです。

そんな私の気付きや、楽しい練習メソッドなど、
共感してくださる方がいてもいなくても、とりあえず書いてみようと思います。